登っていなければ下っていけない

登る前から山の方が勝手に崩れてくるような時代にしたのは、延々と登っていった者たちだ。
頂上からの景色を眺めることができた世代は、ゆっくり下っていけるのだろう。
きちんと決着をつけてから、退場してもらいたい。
続く世代は、せいぜいが山の裾野や麓で、うじうじと日々をおくる。
そして、それさえも、平坦な日常ではない。