理解してほしいと思うこと

長年一緒にやってきたが、年月が関係を洗練に導いたわけでもなく、最終的には、
向こうにもこちらにも、愛でも情でもなく理解してくれという甘えしかなくなっていた。
どちらも、こちらはそちらより我慢していると主張し、お互いがお互いの話に聞く耳
持つことすら惜しむようになったので、別々に暮らすことになった。