夜が明るい

未明に起き出す。
雪が積もっていて、
至る所真っ白なので、
外が暗くない。


まだ足跡のついていないグラウンドや公園に、
一番乗り〜、とばかりに繰り出していった頃の、
元気の良さや屈託の無さは、
今はもう失われている。


家の中でぬくぬくしながら、
窓の外の明るい夜を眺めている。