非常食

前にバイトで非常食の包装というのをしたことがある。


小袋の中に、ビスケットだかクラッカーだか乾パンだか(この辺既に記憶が曖昧)が入っていて、
開いている口のところを機械に挟んでガッチャンとやるとくっつく。空気をなるべく抜くのがコツで、
そうしないと出来上がった袋が膨らんでしまい不良品として撥ねられる。ご想像通り不良品率が
けっこう高くて、ちゃんと時給どおりバイト代がもらえるかドキドキしていたものだ。


仕事自体は、なんで機械化されていないのか不思議に思うようなものだったが、職場にいた
おばちゃんによると、自衛隊用の特別規格品だから、ということだった。今となっては、本当の
ことかどうか分からない。


東日本大震災での自衛隊の活動の中で、「ミリめし」なんてのも話題になったので、思い出した
バイトの話。1個食べてみたかったな。